伊勢の定番土産「赤福」。
最近、「小さくなった」や「値上がりした」という声も聞きますが、本当なのでしょうか。
赤福が最近小さくなった気がするけど、実際どうなのかな?
サイズの変化や値段の推移を検証してみよう!
この記事では、赤福は小さくなった?値上げした?サイズの変化・値段・口コミを調査してまとめます。
赤福は小さくなった?
「赤福は小さくなった」という声が多く見られますが、公式からの情報はありません。
実際に赤福の銘々箱1箱2個入を手に入れたので、検証してみたところ、過去と比べて確かに小さくなっていると感じました。
これまで何度も赤福を食べていますが、「あれ、こんな大きさだったっけ?」とまず疑問が浮かびました。
私は一口では食べれませんでしたが、人によっては一口で食べられるサイズだと思います。
確実ではありませんが、本当に小さくなっている可能性があります。
赤福が小さくなっていると感じている方は多くいました。
企業からの説明がないため、本当に小さくなったのか、どれほど小さくなったのかはわかりません。
赤福は値上げした?
赤福は令和5年(2023年)10月1日、令和6年(2024年)10月1日から販売価格が改訂され、値上がりしました。
令和5年は全体的に値上がりし、令和6年は赤福の銘々箱だけ値上がりしました。
以下は、令和5年以前と現在の赤福の値段を比較した表です。
商品 | 種類 | 令和5年以前の価格 | 現在(2024/10)の価格 |
折箱 | 8個入 | 800円 | 900円 |
12個入 | 1200円 | 1300円 | |
20個入 | 2000円 | 2200円 | |
銘々箱 | 1箱 2個入 | 250円 | 400円 |
3箱 詰合せ | 750円 | 1200円 | |
6箱 詰合せ | 1500円 | 2400円 | |
12箱 詰合せ | 3000円 | 4800円 | |
18箱 詰合せ | 4500円 | 7200円 | |
甑(こしき) | 1段 9個入 | 1800円 | 変更なし |
1段 16個入 | 2300円 | 2400円 | |
2段 32個入 | 3500円 | 3800円 | |
白餅黒餅 | 8個入 (白餅4個、黒餅4個) | 1000円 | 1100円 |
全体的に100円から300円ほど値上がりしています。
ただ、銘々箱に関しては令和5年と6年の2段階で値上がりしているということもあり、最大2700円と大幅な値上がりです。
赤福のサイズ変化の推移
赤福のサイズ変化の情報は公式から出ていません。
現在、赤福は1個の重さは37.5gです。
以前の重さは、公式サイトには載っていませんでしたが、Yahoo知恵袋で2011年の回答を見たところ現在と同じく37.5gでした。
2011年は2016年の値上げ前のため、もし本当に当時も1個37.5gであるなら、赤福は昔も今も大きさを変えずに販売しているのかもしれません。
赤福に伊勢だよりが入ってないのはなぜ?
赤福に伊勢だよりが入っていない場合は、誤って入れ忘れていた可能性があります。
伊勢だよりは赤福1箱に1枚日替わりで入れており、日にちも記載されているため、いつ作った赤福なのかわかります。
伊勢だよりの種類は全部で約400種あり、伊勢神宮で行われているお祭りや名物・名所、伊勢周辺の文化や風習が描かれています。
伊勢だよりをコレクションしている方もいて、100種以上の伊勢だよりを持っている強者もいらっしゃいます。
基本的には赤福1箱につき1枚ですが、梱包時に誤って入れ忘れたり、2枚入れてしまったりすることがあります。
赤福の値段の推移
赤福は昨今の物価上昇に伴い、2022年に6年ぶりに値上げをし、続く2023年、2024年と値上げを繰り返してきました。
以下は、赤福の値段の推移がわかる表です。
赤福 折箱8個入 値段 | 赤福 折箱12個入 値段 | 銘々箱 1箱2個入 | |
2016年以前 | 720円 | 1030円 | 不明 |
2016年 | 760円 | 1100円 | 240円 |
2022年 | 800円 | 1200円 | 250円 |
2023年 | 900円 | 1300円 | 300円 |
2024年 | 変更なし | 変更なし | 400円 |
赤福は2016年、原料費や物流費などの高騰に加え、品質保持のための設備投資の負担もあり、12年ぶりに消費税以外の値上げをしました。
その後、2022年に工場の電気代の上昇や燃料費の高騰による輸送費用の増加から、苦渋の決断を迫られ、6年ぶりに値上げに踏み切ります。
そして、2023年にも原材料費と物流費の高騰に伴い、値上がりしました。
また、2024年は喫茶商品と赤福の銘々箱のみの値上げとなりました。
よって、2016年以前から現在までで折箱8個入は25%、12個入は約26%、 銘々箱の1箱2個入は66%値上がりしたことになります。
赤福が変わったのはいつから?
赤福が変わったという公式の情報はありません。
ただ、味やヘラなどが変わったという声が多くありました。
実際に食べてみましたが、昔食べたときの味の記憶がほとんどないため、私にはわかりませんでした。
赤福の味が変わった?
赤福の味が変わったというのは多くの人が感じているものの、企業からの発表はないため、直接的な要因はわかりません。
赤福の味が変わった、甘くなったと感じるという声が多くありました。
甘くなった、香ばしくなったという声が多く、好き嫌いは人によりけりです。
あんこの色が濃くなっているという声もありました。小豆に関しては公式からの以下の発表があります。
赤福餅の餡の色について、お客様からお問い合わせをいただいております。
これは、使用しております北海道産小豆が、近年の気温上昇等の影響により、色が濃くなる傾向にあるためです。
そのため、餡の色が黒く感じられる場合がございます。なお、製法、原材料等には一切変更がなく、品質や味には影響がございません。
また、弊社では糖度測定、食味検査等を実施し、社内品質基準を満たしておりますので安心してお召し上がりください。
小豆の色が濃くなることであんこにもその影響が出ています。
しかし、品質や味には影響がないとのことなので、赤福の味が変わったと感じるのは、小豆が原因ではありません。
赤福のヘラが変わった?
赤福のヘラの素材が、木から紙に変わりました。
特にアナウンスもなく、いつの間にか紙製のヘラに変わっていたため、みなさんの戸惑いの声が多くありました。
「持続可能な開発目標(SDGs)」の取り組みの一環
どうやら「持続可能な開発目標(SDGs)」の取り組みの一環でヘラが紙製に変更したのではないかと推測されます。
赤福の母体企業は、環境に配慮したSDGsの取り組みを積極的に行っており、プラスチックの削減に取り組んでいます。
実はこの赤福のヘラ、三重県以外ではプラスチック製のものを使用していました。
プラスチック製のものではSDGsの理念に反するため、リサイクルしやすい紙製に変更した可能性が高いです。
衛生面の安全性の向上
もう一つの理由としては、衛生面の安全性の向上が考えられます。
木製のヘラはカビの発生や雑菌の温床になりやすく、紙製のほうが衛生的だからです。
とはいえ、企業側からの説明がないため、実際のところはわかりません。
赤福の値段は昔のほうが安かった【口コミ】
実際に赤福の値段が昔のほうが安かったと感じているのか調査します。
赤福が実際に値上がりしているにも関わらず、昔の方が安かったという口コミは意外と少なかったです。
近年の物価上昇で他の商品も値上げしていますし、少しずつ値上げしているからか、マイナスの口コミは少なく感じました。
ただ、久しぶりに買う人には高くなったと感じるかもしれませんね。
赤福の餅は変わった?
公式から赤福の餅が変わったという情報はありません。
しかし、「餅が変わった」や「餅が小さくなった」という声がありました。
実際に食べてみたところ、前の餅の大きさを覚えていないため、私にはわかりませんでしたが、言われてみれば少し小さくなっていた気もします。
赤福の大きさや味など変わったと感じる人が多くても企業側から今のところ特に説明がないため、確実なことはわかりません。
まとめ
以上、赤福は小さくなった?値上げした?サイズや値段の推移、口コミを調査してまとめました。
赤福が小さくなったって感じた人が多かったね
やっぱり昨今の物価高で段階的に値上げしていたんだね
- 赤福は小さくなったと感じる人が多いけど、実際のところはわからない
- 赤福は近年原材料費や物流費、電気代などの高騰により販売価格が改訂され、値上がりした
- 伊勢だよりは通常日替わりで1箱に1枚入っている
- 赤福の味は変わったと感じる人が多いが、理由はわからない
- 赤福のヘラは木製やプラスチック製のものから紙製に変更
赤福は小さくなっていると感じたり、味が変わっていると感じたりする人が多いですが、相変わらずおいしく、たくさんの人々に愛されています。
また、環境にも配慮した商品を作り、持続可能な社会の実現に努めています。
みなさんも久しぶりに赤福を食べてみませんか。